究極素材による貴重なランチを終え、後半は畑での実習です!
※前半の様子はこちら
石井先生の待つ畑にて、授業で学んだことを実際に体験します!
まずは耕盤層について。
頑丈な棒を地面に全力で突き刺しています!・・・が、半分ぐらいしか入りません。土の途中で非常に硬いものにぶつかってしまい、どう頑張ってもそこを貫けないのです。
移動すること3m。隣のエリアで同じことをすると、棒の根本まで完全に入ってしまいました。
この違い、硬盤層の有無なんですね。固定種を育てているエリアでは、その根が下へ下へと力強く伸びて行き、その過程で硬盤層を突き破ります。結果、土の奥深くまで柔らかく、空気が通り、地熱が伝わり易くなるため、温かく力強い野菜が育ちます。
授業で聞いてわかったつもりになっていましたが、実際に体験するとあまりの違いにビックリです(多くの受講生が「おぉっ!」と声を上げてました・笑)。
続いて、土壌微生物を感じてみました。
何をしているかというと、土の奥深くに突き刺した棒の先端を嗅いでいます。いわゆる「土臭い」香りがするのですが、これは授業で学んだ「放線菌」が放つ香り。
様々な土壌微生物がバランスを保つことで、良質な土が成り立つことは授業で学びましたが、その中でも重要な放線菌の存在を感じることが出来ました。
最後は、紫蘇を食べ比べ、無肥料と有肥料での違いを体感します。
授業でも行った食べ比べですが、その土の特性が最も顕著に表れるのが紫蘇だそうです。確かにその違いは一目瞭然というか、一舌瞭然というか、非常にはっきり・・・無肥料は爽やかで後味すっきり、有肥料はえぐみがあり、それがいつまでも口の中に残るというのは、他の野菜と共通ですが、その差が歴然でした。
ひと通りの畑実習を終え、フィールドワークも終了です。
先生からのお話にもありましたが、時間こそ少なかったとはいえ、ギュッと詰まった授業とフィールドワークを通じて学び&感じた内容は、非常に貴重なものでした。
口にする全てのものを無肥料・無農薬・自家採種の野菜とし、他の食べ物も同等にするのは正直難しいですが、変えていけるところから少しずつ、「ホンモノ」を日常に取り入れていこうと思います(これは自分だけでなく、受講した皆さん同じでしょう)。
石井先生&李先生、事務局の皆様、そして受講生の皆さん、ありがとうございました!
<おまけ>
無肥料・無農薬・自家採種の紫蘇、好きなだけ採取してお土産にいただきました!太っ腹〜♪